Tweeter 変更(1)
これまで Tweeterは、TW-322Aか PT-R7Yを使用してきた。4way または 5wayなので、クロスは大体7kHzから上に使用していて、2018年後半はTW-322Aを、2019年からはPT-R7Yを使用。
TW-322Aは、再生レベルが低いことを除けば、割と前に出てくる感じで好みだったが、レベルの低さが、全体のバランスを取る上でネックだった。複数使用によるレベルアップを狙い探していたが、10年以上見つけることが出来ず、結局中域・中高域がホーンタイプのシステムには、使用が厳しいという結論に至っていた。
PT-R7Yは、柔らかく綺麗な再生音で、実際に単独ではあまり聞こえないようでも、低域・中域にまで影響を与え、有ると無いの差がよく分かるユニットだった。再生レベルはTW-322Aよりは高く、でもマシという程度だったが、5wayの全体では、低域を除いて大きな問題がなかった。音楽のジャンル的には、クラシックからJ-POPまで無難にこなす状態だったが、若干遠目な雰囲気となり、ちょっと大人しい感じがわずかに不満だった。
これをもう少しパンチがあるような、中域・中高域と同様に音が前に出る雰囲気が欲しくなって、何か適当なユニットが無いか(価格・重量を含め)探していると、ヤフオクにYAMAHAのJA-4201がしばらく出品されているのが気になり、2011年から2年ほど使用したことのあるJA-4205Bの音の記憶から、入札し、ゲットできた。
このJA-4201は、諸元が公開されていない様子で、あちらこちら検索して分かったのが再生周波数特性が 800~20kHzで、8Ω20Wということだけだった。
早速自宅の環境で測定(ホーンがないので、直接の状態で測定=安全性を考慮して1.0kHzのHPFを通した)してみると、2kHzから下は出ていない感じ(ホーンなしのためか)がした。
JA-4205Bと同様にフェライトマグネットで結構な重さがあるが、分厚い煎餅のようなフォルムで、安定性がすこぶる悪い。
最近のように地震が多いと、重いこともあって非常に不安なので、スタンドを含めたホーン作成をWoody&Allen Lab.(以下、W&A)に依頼し、即発送した。
ところが、W&Aさんからスロート径が20mmだった、ということから、通常の1インチとは異なるので新たに設計・製作に時間がかかる(試作・試聴が必要と思われる)旨の連絡があった。
特に急いでいるわけでないので2ヶ月ほどはそのままお任せしていたのだが、GW前後あたりからW&Aさんの体調も思わしくなかったことなどから中々完成のお声がかからなかった。