★オーディオ奮戦記★

40cmウッドホーンを中心とした4wayマルチシステム

USB Audio Interface

2013年に、SPの特性を測定するためのマイクアンプとしてブログ先輩のお薦めにより導入したUSB オーディオインターフェイスが、Roland QUAD-Capture(UA-55)。USBバスパワーで動作し、別電源が不要なことが便利だった。

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Roland QUAD-Capture
やがてUSBで直接PC入力できるOmuniMicを導入し、QUAD-Capture(以下QUAD)は、不要になり片付けていた。


2018年頃から、それまでのCD音源中心から、PC音源の音楽を聴くようになり、その音出し(PC内蔵スピーカー)について家人からうるさいとのクレームがあり、それに対処するため、当初は音楽用と銘のある、廉価なイヤーホーンを使用していた。しかし、形が合わなかったのか耳穴が痛くなってしまったので、ヘッドホーンに変更することに。

しかし、使用しているオーディオ機器にはヘッドホーン出力が無く、ヘッドホーンアンプ導入が必要となった。色々調べていたら、QUADにこの出力端子があることを思いだして、PCに接続し、以降使用してきた。


昨年来のコロナの影響から、音楽系もPC音源をよく聞くようになり、ヘッドホーンだけでなく、スピーカーから音を出したくなってきた。QUADにはアナログ出力もあることからプリアンプに接続して試してみたところ、出力が小さく思うような音量にならなかったため、W&Aさんに相談し、薦めて戴いたハイレゾ対応のS.M.S.L.のM200を入手。テスト運用で音量の問題は解決し、音も良かったのだがヘッドホーン出力がないことが判明。結局、すぐQUADに戻してしまった。(QUADは、192kHzまで)


今年に入ってからは、ライブ系も配信となり、よりスピーカーからの音だしがしたくなった。
QUADのアナログ出力は、ヘッドホーン出力と同時に出る仕組みのため、スピーカーから音を出す場合は、VRは、ほぼ最大になるため、そのままではヘッドホーンが悲鳴を上げるし、ヘッドホーン音量に合わせるとスピーカーからは小さな音にしかならない。音量はそれぞれ調整すれば済むことだが、アンプに送るときにはヘッドホーンを端子から抜き、使用するときにはまた差す、と結構面倒だった。

この3月末には、聞き逃せない配信が予定されていたので、何かと出費の多かった年度末だったが、思い切ってアナログ出力とヘッドホーン出力が別々に調整できる機種を導入することにした。

こういう時、頼りにするのはFBの先輩方の使用機種やネット情報。ただ、予算の関係と納期からの調整が大変だった。最終的に、同じRolandのRubix22に定め、すぐ手配。


Rubix22は、QUADと比べ、音が悪いとされているUSBバスパワーだけでなく、別電源(セルフパワー)が使用でき、アナログ出力とヘッドホーン出力は別々にコントロールできる。諸元表を見る限りは、USBからアナログ出力に関する部分に限定するとQUADとRubix22は全く同じなのだが、実際使用してみると、ヘッドホーン出力はQUADより大きく、音もしっかりしていてよりハイファイ。実際、使用しているヘッドホーンから、こんな音が聞けるとは思っていなかった,という感想を持った。試しにネット情報をぐぐると、『DTMとしては他の機種を薦めるが、オーディオ用には薦める』と記述されているものもあった。

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Roland Rubix22


外部電源としては、FIDELIXの6W級ACアダプターを発注。到着するまではバスパワーで代用。PCからプリアンプまでは2.5mもあれば届くが、通路を挟むので、ケーブルを鴨居の上を通すことにして安全を確保。
Rubix22からは、M200導入時に入手したTRS-RCAプラグのBELDEN 82760に4mの延長ケーブル(BELDEN 88760)を発注し、合計5.5m引いて接続させている。ケーブルは2本をラッピングフィルムを巻いてまとめ、ケーブルの固定は金属フックを嫌って,ウッド系のフックをおごっている。

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ドアを避け、鴨居上を通した

なお、Rubix22も192kHzまでの対応であるが、ハイレゾにはあまり興味を持っていないので、全く問題はありません。