コンプレッサーとリミッター
久しぶりに音だし。
JOHN WILLIAMS Live in VIENNA [直輸入盤 DG 483 9045] を鳴らすと、サブーウーファーとウーファー部のスレッショルドメーターがチラチラと赤色点灯することに気づく。
もしかすると以前から点灯していたのかもしれないが、最近は音量を上げることが殆ど無かったので気づかなかった、らしい。
と、同時にサブ-ウーファーで極たまにボトミングを感じた。安全のために、音量を下げてみると、ボトミングは解消するので音量の問題と判明するが、音量的にはこの部屋で鳴らせる最大の半分位なので、もう少しupしたい気持ち。
そこで、2015年から使用を開始したdbx PA+サウンドプロセッサーの、コンプレッサーとリミッターに挑戦。
厳密には、どの程度が良いのかは不慣れで判らないので、まずは音出しをしながら、スレッショルドメーターの赤色点灯が無くなるように、少しずつ調整。3時間ほどかけて、希望音量でも大体収まるところまで出来たので、これから他の曲、ジャンルのものと試して微調整するつもり。
実のところ、コンプレッサーとリミッターは録音の現場で使われることが多く、再生の場合では、ダイナミックレンジが狭まるという事から、忌み嫌う方が多く、その意味で使わない!と、知人も言っていた。
でも、ウーファーはともかく、サブ-ウーファーは、激しく振幅するので、極端に動けば、壊れてしまう可能性があり、終活段階で、費用は掛けたくないこともあって、壊さないで使うのが一番!
判る範囲で調整していたら、
・コンプレッサーは、OverEasy レベル:8
(自然で滑らかなコンプレッションが10、範囲はOFF~10)
スレッショルド(圧縮が開始する信号レベル)Threshold:+20dBu
・リミッター
サブウーファー: OverEasy:4 Threshold:+20dBu
ウーファー : OverEasy:8 Threshold:+20dBu
従って、かなり高い音量のときだけ、コンプとリミットが働くことになった。

ED-911+17cm Wood Horn
ミッドハイ帯域の1インチスロート用として特注し、2011年9月に入手した17cmカリンホーン。
ホーンはインラインでツィーターを乗せるため外形を箱形に作ってもらっていた。
色々なドライバーを試して、最終がExclusive ED-911。ドライバーが4.7kgあるためずっしりと重い。
2019年9月までは5wayとして使用していたが、台として使用していた別の3wayを放出したことで、置き場所が無くなったため4wayに変更し、使用休止。
それ以来出番が無く、終活を兼ねて放出を検討中。
で、本日f特チェックをしてみた。
図1:現在使用中の40cmホーン+Radius 950PB:500~6kHz とその設定のまま17cmホーン+ED-911につなぎ替えたもの。置いている位置は適当でアライメント調整はしていない。MICは、ほぼ視聴位置(2.1m)で、高さはツィーターホーンの中心の高さ(0.9m)=耳の高さよりは40cm程低い。
これだけを見ると、ホーンサイズにより低域に違いがあるが、中高域はほぼ同じようだった。
ところが、4wayの全域で見ると、意外にED-911+17cmホーンが良く感じられる。(図2)
追記:
2022年12月14日、無事放出完了しました。
SP調整(2021/Apr/22_その25)
久しぶりに音出しをしてみたら、なにか寂しい音に感じた。
そこで、測定をせずに、単に耳判定で各帯域の調整をしてみた。
結果は、それまでよりかは良い感じになったが、曲種によってはちょいとバランスが変かな、と思ったりした。
一応、変更した状態は保存しておいたので、後日測定をしてみた。
比較のため、前回(2021/03/05)の最終データーも載せる。
そこで改めて、バランスから取り直してみた。
1.前回データが「1/6h octave」で表示されていたので、これを「1/3rd octave」に変更。(=01a:紫色)
低域に比べ、中高域のレベルが相当低いことが判明。
2.レベル調整をしながら聞こえ方も同時にチェックしていると、サブウーファーの位相は、元の逆相ではなく、正相の方がスムーズな聞こえだった。ただし、レベルは12dBアップさせた。その影響もありボトミングも感じられたので下側のカットを20Hzから少しupさせ、21.2Hzとした。
3.サブウーファーとウーファーのクロスポイントは、前回までは、わずかにダブらせる様にセットしていたが、サブウーファーを正相にしたことで、ウーファーのクロスポイントを上下に少しずつ移動させても大きな変化が出なかったので、素直に同じポイントでクロスさせるように変更した。
4.ウーファーとミッドのクロスは、ウーファーの上の帯域に暴れがあるため、ここは変更なしとした。
5.ミッドのレベルを基準(0dB)とすると、ウーファーのレベルは前回より2dB下げた。
6.ミッドとハイのクロスポイントは、前々回と同じ8.5kHzとした。ミッドの上の帯域は5.0kHz以上についてはクロスポイントが5.0kHzから10kHz位まではほとんど変化がない。また、ハイのクロスポイントは、6.7kHzから10.0kHzに対し、わずかに変化するだけなので、ミッドのLPFと同じ周波数に設定した。
この時点での最終。
USB Audio Interface
2013年に、SPの特性を測定するためのマイクアンプとしてブログ先輩のお薦めにより導入したUSB オーディオインターフェイスが、Roland QUAD-Capture(UA-55)。USBバスパワーで動作し、別電源が不要なことが便利だった。
2018年頃から、それまでのCD音源中心から、PC音源の音楽を聴くようになり、その音出し(PC内蔵スピーカー)について家人からうるさいとのクレームがあり、それに対処するため、当初は音楽用と銘のある、廉価なイヤーホーンを使用していた。しかし、形が合わなかったのか耳穴が痛くなってしまったので、ヘッドホーンに変更することに。
しかし、使用しているオーディオ機器にはヘッドホーン出力が無く、ヘッドホーンアンプ導入が必要となった。色々調べていたら、QUADにこの出力端子があることを思いだして、PCに接続し、以降使用してきた。
昨年来のコロナの影響から、音楽系もPC音源をよく聞くようになり、ヘッドホーンだけでなく、スピーカーから音を出したくなってきた。QUADにはアナログ出力もあることからプリアンプに接続して試してみたところ、出力が小さく思うような音量にならなかったため、W&Aさんに相談し、薦めて戴いたハイレゾ対応のS.M.S.L.のM200を入手。テスト運用で音量の問題は解決し、音も良かったのだがヘッドホーン出力がないことが判明。結局、すぐQUADに戻してしまった。(QUADは、192kHzまで)
今年に入ってからは、ライブ系も配信となり、よりスピーカーからの音だしがしたくなった。
QUADのアナログ出力は、ヘッドホーン出力と同時に出る仕組みのため、スピーカーから音を出す場合は、VRは、ほぼ最大になるため、そのままではヘッドホーンが悲鳴を上げるし、ヘッドホーン音量に合わせるとスピーカーからは小さな音にしかならない。音量はそれぞれ調整すれば済むことだが、アンプに送るときにはヘッドホーンを端子から抜き、使用するときにはまた差す、と結構面倒だった。
この3月末には、聞き逃せない配信が予定されていたので、何かと出費の多かった年度末だったが、思い切ってアナログ出力とヘッドホーン出力が別々に調整できる機種を導入することにした。
こういう時、頼りにするのはFBの先輩方の使用機種やネット情報。ただ、予算の関係と納期からの調整が大変だった。最終的に、同じRolandのRubix22に定め、すぐ手配。
Rubix22は、QUADと比べ、音が悪いとされているUSBバスパワーだけでなく、別電源(セルフパワー)が使用でき、アナログ出力とヘッドホーン出力は別々にコントロールできる。諸元表を見る限りは、USBからアナログ出力に関する部分に限定するとQUADとRubix22は全く同じなのだが、実際使用してみると、ヘッドホーン出力はQUADより大きく、音もしっかりしていてよりハイファイ。実際、使用しているヘッドホーンから、こんな音が聞けるとは思っていなかった,という感想を持った。試しにネット情報をぐぐると、『DTMとしては他の機種を薦めるが、オーディオ用には薦める』と記述されているものもあった。
外部電源としては、FIDELIXの6W級ACアダプターを発注。到着するまではバスパワーで代用。PCからプリアンプまでは2.5mもあれば届くが、通路を挟むので、ケーブルを鴨居の上を通すことにして安全を確保。
Rubix22からは、M200導入時に入手したTRS-RCAプラグのBELDEN 82760に4mの延長ケーブル(BELDEN 88760)を発注し、合計5.5m引いて接続させている。ケーブルは2本をラッピングフィルムを巻いてまとめ、ケーブルの固定は金属フックを嫌って,ウッド系のフックをおごっている。
なお、Rubix22も192kHzまでの対応であるが、ハイレゾにはあまり興味を持っていないので、全く問題はありません。
ツィーターの変更(調整その24)
ツィーターとして使用していた4540nd+12cmホーンとミッドの950PB+40cmホーンとの相性の問題なのか、周波数特性がすんなりと繋がらないジレンマを感じていた。
そこで本宅では、2020年1月まで使用していて、仮住まいでも使用していた、PT-R7Yを出してきて、4540nd+12cmホーンと交代させてみた。
次に、設定を変えずに、ミッドと合わせて比較。
これらから、4540ndとのレベル差は、5~7dBの感じなので一応+5dBにセットしてアライメントを調整した。アライメントは、いつもの通り、Waveletデータをライブで見ながらPA+のDelayにて調整した。
10kHz付近に穴が出来ているが、これが出来る理由とその解消方法が判らないので、ひとまず無視して以降の調整をおこなうことにした。
次にPT-R7Yの最適なクロスポイントを探るために、HPFを4k~10kHzの間で1kHzずつ変化させて周波数特性を見てみた。
この変化からHPFは、5kHzから7.1kHzが良さそうなので、ミッドと合わせて特性チェックしてみた。
ここでALL(4way)で特性を取ってみると前回ままのPEQ設定のためか、8~9kHzを頂天としたディップが出来てしまっていたので、PEQの調整をやり直した。
調整は、サブウーファーとウーファーには関係が無いので、この帯域は無調整(前回設定のまま)でミッドの主に1kHzより上の周波数帯を調整するようにした。
前回の調整(ツィーターが4540nd+12cmホーン)では、1.7kHzより上の周波数帯で5つの周波数を使用して調整をしていたが、今回のPT-R7Yでは素直な特性であるためか3つの周波数で済みさらに実際に新たに調整をした周波数は2つで済んだ。
ここまでで、大体良い雰囲気になったので、一度音楽を聴いて再生音を耳で確かめてみた。
試聴したのは、
1.JOHN WILLIAMS LIVE in VIENNA Gramphon 483 9045 のSACD
この結果、僅かだが中高域が少し弱く感じた。その対策として、まずミッドを-1.0dBとしていることに注目し、これを1.0dBアップ、すなわちPA+の出力を0.0dBとして測定してみた。
さらに、今度はボーカル系を試聴してみた。
2."Lush Life" Roberta Gambarini & Hank Jones 55 Records FNCJ 5519
3. "Treasure" Hayley Westenra DECCA UCCL 1111
結果、さらにもう少し中高域に張りが欲しいように感じたのでPEQで調整し最終とした。
最終調整時の総合特性と各帯域の周波数特性。

SP構成図とPEQデータ。
なお、この測定は、プリ出力66.0dBでSP出力は以下の通り。
セレナーテ ver.2 化の到着と交換
パワーアンプとして使用中のセレナーテ4台のうちの1台(中、高域に使用)から、昨年10月の時点で、微かだがジィーというノイズが聞こえているため、修理しようと計画を立てた。
実のところ、予備機として未使用のセレナーテが1台有ったのだが、使用中の4台がver.2であるのに対し、予備機は原形のver.1のままだったため、簡単に交換するというわけには行かなかった。
そのため、まず予備機をFIDELIXに送付してver.2化してもらい、それが戻ってきたら、ノイズが有るのと交換し、問題が有るセレナ-テを送付して修理して貰う、という段取りをした。
早速、ver.2化のセレナーテを昨年10月中旬に送付。
それが、忘れられてしまったらしく、1月末にお伺いを立て、完成して戻ってきたのが今週初め。一応これで所有機5台は全てver.2化が出来たことになる。
さて本日、ノイズのある使用機と交換し、レベル合わせと周波数等の確認を行った。
このアンプは、左側スピーカーの中域と高域を1台で行う形で使用しているため、右側のアンプのレベルと合わせる必要がある。
左右のスピーカーの特性を測るマイクの位置は床にテープでマークしてあるので、そこに合わせるだけで左右のマイク位置が対等になるようになる。従って、左右別にグラフ化して交換していない右側のアンプのレベルに、交換した左側のレベルを合わせた。
それから中央の測定位置にマイクを移動して(こちらも床にテープでマークしてある)確認の測定をした。
毎回測定をする際に合わせている、プリ出力は66.0dBで、信号はOMNIMICのトラック2、MONO Shoto Sine Sweep を使用。
最初に、SPL/Spectrum (音圧・スペクトラム測定機能)を測定。
ピーク:85.5 dB SPL
max: 73.5 dB SPL
min: 60.3 dB SPL
Wavelet Spectrogram は、前回とほぼ同じに見えます。
左右の中域・高域のレベルは、若干差がありますが、一応1kHzが同じなのでこれでOK。
全体の周波数特性。
また、前回データとの比較。
基本に戻る 3way+1(調整その23)
前回、ローエンドのサブウーファーと関係する部分に違和感があった。それを直そうと調整を開始。
その前に、ウーファーのみの特性グラフから、単独でも結構下の方まで鳴っている感じがしたので、サブウーファー無し、すなわち基本3wayを試してみた。
これは、現行の箱(後面開放)でのウーファーに使用しているAXIOM 301のフルレンジ特性。
1.70Hz以下はフィルターを入れたようにスパッと切れている。
2.600Hzを頂天とする350~800Hzに大きな山。
3.2k~8kHにかけては少々レベルが下がるが概ねフラット。
4.10kHzより上はこちらもフィルターを入れたように切れ、実用は12kHz位が限界と思われる。
5.220Hz付近のディップは部屋の影響も考えられ、ユニットの特徴かどうかは判定できない。
総じて、古い時代のジャズやジャズボーカルなら、これ一発で十分聴ける、という結果。
さて、3wayだが、一旦左側だけで測定したのだが、用事が出来て右側を測定する時間が無くなったので、センターだけで行う。次のデータは、外が強風だったため、10回測定して平均を出してみた。この平均はOmniMicのオペレーションにあるのだが使い方がまだよく判らなくて、下側に記載されているのとカーブが別物になってしまった。しかも個別データを残さなかったので確認のしようが無い。
Waveletデータは、前回のとほぼ同じ。200Hzから上の周波数帯で測定しているので4wayとの差が現れていない。
この3wayのまま、いくつかの音楽を試聴してみた。
予想通り下の方に伸びていないアナログ録音のジャズやジャズボーカルでは十分聴ける。ただ、少し低い周波数がある曲では、低音の迫力が不足。ドンドン、ではなく倍音は聞こえるけど、迫力の無いドンドンで一寸寂しい。
低域が伸びている、例えば50Hz付近のエネルギーがあるウーファーユニットなら、例え軽いコーンのものでも3wayで満足できるだろう。しかしこのユニットでは期待できないから、やはりサブウーファーで補強するしか手がない。
では、サブウーファーを入れてみる。

40~150Hzと250~1kHzのバランスをもう少し調整して最終。
最終の各バンドデータ。
Waveletデータ。
システム構成図。>