★オーディオ奮戦記★

40cmウッドホーンを中心とした4wayマルチシステム

4+2ch システム(2)

ー 2008/06/08 ー

これで、良くなるハズであったが、
さもあらず、結果は同じで"ブーン"という付帯音が特にホーンタイプから聞こえた。

D-23を使っているときは夜間(深夜帯)に聴いているときも、無音の時も、全くこのような付帯音は感じられなかった。

No.26は、D-23から思うと遙かに高価な機器である。その意味で「こんなはずではない」というのが素直な感想だった。

我慢して少し聴いていたが、やはり耐えられなく、アンプは入れ替えたままでチャンデバを No.26から D-23へ戻した。

チャンデバ:D-23での最終構成。
1.Low:DS-1000Zw:~250Hz:LK100
2.Mid-Low:PM-1644BM + Box:250~800Hz:LK100
3.Mid:LE85+H400:800~4000Hz:LK240 x2
4.Mid-Hi:LE175+USH:4000~9000Hz:LK85
5.Hi:2402H:9K~
6.Ultra-Hi:FT33RP:15K~
(ミッドハイの上 9KHzとハイ、ウルトラハイはネットワークによる。アンプは4chと兼用)

◎ LKシリーズの出力は 4Ω時の出力が数字として表されている。
 8Ωの出力は、LK85が 62W+62W、LK100が 50W+50W、LK240が 125W。なお、LK85と LK240にはスタンバイ機能を搭載している。

こうしてD-23に戻してみると、無音時の付帯音はなくなり、深夜帯でもなんのストレス無く聴くことが出来た。従って原因はアンプではなく、あきらかに No.26の問題と思われた。

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Mejogran No.26
ただし、前オーナーのところでは全く問題がなかったということと、No.26の全てのチャンネルから付帯音が出ていることから、輸送中に電源関係かその他の何らかの部分に障害が起きたと考えられる。

通常、輸送中に何らかの障害が出た場合は、申し出られれば保証されるとされているが、この製品の場合は、特注品でもあり、全額保証されても入手できない場合も考えられるので、製作したMejogranの稲田氏に見て貰い、直していただく方がよいと考えている。

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No.26 の内部

そこで、前オーナー、紹介していただいたストーンテクノの野中氏、Mejogranの稲田氏にメールを送った。

前オーナーと野中氏からは直ぐ連絡があったが、稲田氏からはメール開封の連絡が入ったきりで今のところ連絡は入っていない。

Mejogranも相当忙しそうなので、1週間くらい待って返事がなければ再度連絡しようと思っている。


本格的なミッドバスの導入は、抜群の効果を示している。深夜帯のような比較的小さな音量であっても中低域が痩せずにきっちり鳴る。またミッドのホーンとの繋がりも良く、ピアノのタッチやアルトサックスなどは実にリアルに聞こえる。まだ、物理的な測定は行っていないので、あくまで聴感上ではあるが、この帯域がしっかり音を出すとバスもしっかり鳴って楽しめる。

ミッドバス・ユニットが入るまでは、2wayの SPシステム(Ensenble PA-1)をミッドバスの代用として使っていて、1/3オクターブEQを併用することで、上手く鳴るところまで追求できていたと思っているが、このユニットに換えてからは、元に戻す気持ちは全くなくなるほどの性能アップである。このミッドバスに換えてからは、グラフィックEQは全く必要なくなり、回路的にPassしてしまった。