5way の追い込み
Wavelet のデーターから10kHz付近を追い込むとさらに良くなるのでは、という声があったので、できるかどうか解らないが挑戦してみた。
結果からいうと、ほとんど変わらなかった、ような(Wavelet データーの見方がまだ解っていないので)感じだが、音は好みに近づいた気がする。
最初、前回の測定時のマイク位置が左右の真ん中でなく、少しズレていたことに気づき、再度取り直した。ただし、総合(5way)のデーターをセーブし忘れたので、各ユニットのデーターだけしかない。
ウーファーの2コブのような特性は、今までずっと同じ傾向なので、このユニットの固有の特性および部屋の影響を受けているのかも。また、70Hzから25Hzに掛けて-12dB/octのように減衰するのは明らかにこのユニットの特性。サブウーファーを加えているのだが50HzのLPFでは、例えばサンサーンスのSym.3の終楽章オルガンが1音ずつ下がって行くのは、ほとんど聞こえないので、もっと効かせた方が良いようだ。
再度、クロスポイント等を追い込んでから、EQによりウーファーの2つのコブ、および8kHz付近のくぼみを補正してみた。
その特性曲線。赤色がEQなし、黒色がEQ調整後。ミッドはわずかにレベルを下げた。
各ユニット別。ウーファーの2コブはかなり抑えられ、またサブウーファーのLPFを50Hzから100Hzに拡張したことで、サンサーンスのオルガンもエネルギーが増して雰囲気が良くなった。
クロスポイントおよびEQ調整の値。