★オーディオ奮戦記★

40cmウッドホーンを中心とした4wayマルチシステム

6+1ch 準備

ー 2008/06/30 ー

ノイズ発生のあるメジャグランのチャンデバは、仙人との話し合いがやっとなんとか成立して、早速25日に里帰りした。

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No.26

上手く里帰り中に同じ現象が発生すれば修理補修をして貰える。もし向こうであのノイズが発生しなかったら、周波数チップの一部交換と追加チップの装着だけで戻ってくるかも知れない。

これが周波数チップ。

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8kと4kHz のチップ
これを交換すると周波数を変えられる。また、本体には素子の付いていないダミーチップが1個付属し、これにより2ch~5chまでチャンネル数を変えられるようになっている。


ところで仙人の話によると、6ch対応のチャンデバ(No.26)の製造量は極めて少ないらしい。我が家のシステムではユニットのそれぞれの再生域に合わせたら6ch(6way)になってしまった。というのが真相であるが、実際のところこのような多チャンネルを採用している方は、稀ということらしい。

また、マルチシステムの一般的な形では、バスまたはウルトラバスとして巨大なホーンシステムを採用している特別な方を除いても、大体、超大型で80cm、大型で 46cmまたは 38cmクラスのダブル使用、中型でも 38cmユニットを使うのが普通である。ミッドバスでも 30cm~25cmクラス、そしてミッドは 2インチドライバーを配置、ミッドハイは、ホーンシステムでは1インチドライバー、またはハードドームタイプで、ハイがホーンツィーターかハードドームを採用しているシステムがほとんどである。

その点、我がシステムでは、バスは 27cmとかなり小ぶりなウーファーで、ミッドに使っているホーンが割と小型な H400を採用したために下の再生域が 800Hzまでしか取れない。従ってミッドバスを入れてウーファーとの隙間を埋めることになった。

同時に1インチドライバーに USHを付けた再生音が魅力的であったため、当初この帯域に使用するために入手していた 2402H(075)を追い出してしまった。そして1インチドライバーツィーターの上限が 10KHzということから、2402Hはその上のハイ帯域(ツィーター)として活路を見いだしたのであるが、残念なことに 2402H(075)は 15KHzまでしか再生できない。そのため 15KHzから上を担当するユニットが必要になった。幸い80年代からスーパーツィーターである T925を所有していたので、これを使うことにした。

T925は 7KHzから使えるユニットであるから、2402Hを使わずに1インチドライバーツィーターから直接 T925に繫ぐことも可能なのであるが、音色的な好みからいうと 2402Hが外せない。

1インチドライバーツィーターが 4K~10KHzと割と広い帯域を担当する割には、2402Hは 10K~15KHzととわずかな帯域を受け持つことになる。1インチドライバーツィーターと 2402Hを 8KHzか 9KHzで繫いで担当域を均等化することも考えられるがドライバーツィーターの音色が気に入っている(正確にはドライバーが現行の LE175でなく、LE85の音色のがベターなのであるが・・・)ため、担当域の変更はあまり気が乗らない。

また T925の再生域は 45KHzまでと伸びているのであるが、最近入手した FT33RPも同じ 45KHzまで使える。再生音圧はホーンタイプである T925の方が当然高いのであるが、15KHzから使った場合、FT33RPの低域、中域に与える効果も見逃せない。このあたりのことを踏まえ、メジャグランのグッドアイテムにあるミニキューブを入れてその効果を確かめ、最終的にユニットとクロス周波数を決めようと思っている。

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mini-cube

従って、今使える可能性のあるユニットを全部採用すると、6+1chということになる。

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構成図

ところでこれを行うためには片側7ch分のパワーアンプが必要となるが、現在はLinnのパワーアンプが 5台と先日入手したSONYのプリメインが 1台ということで結果1台不足する。昨日までに色々調べながらヤオフクにアタックしたが、残念ながら予定より高額となってしまい落札できなかった。

ただ、SONYのアンプのA+B回路を生かしてそれぞれを 1chとして使用すれば 2chをカバーできる。アンプのレベルは、ミニキューブを直列に入れるウルトラハイ帯域に合わせ、その下(15KHzから)を担当するユニット側には少々面倒ではあるがアッテネーターを入れることによりレベル合わせは可能である。