★オーディオ奮戦記★

40cmウッドホーンを中心とした4wayマルチシステム

PM-40と調整

ー 2009/01/21 ー

PM-40をメインに据え、試聴を繰り返す。

さしあたり、MJQのラストコンサート盤をリファレンスとした。

最初は、前回のセットから

バス:DS-1000Zのウーファー部:~180Hz
ミッドバス:PM-1644BM=DS-3000のミッドバス=外形35Lの密閉箱:180~1000Hz

この2つの帯域は共通。

ミッド:PM-40:1000Hz~(上は出しっぱなし)
ハイ:M-100+USホーン:16KHz~(上は出しっぱなし)・・・かろうじて鳴っている程度
ウルトラハイ:T925:20KHz6dB/oct~(上は出しっぱなし)・・・耳では聞き取れない

→ 最初の内は、PM-40が 2402H(075系)に対し遜色ない厚みのある音がすると感じ、その割には高い帯域のシャンシャンという音が聞こえにくいことから、M-100を加えた。そのあとM-100の周波数特性の上限が18KHzであるということからウルトラハイとしてT925も加えた。ウルトラハイは自分の耳では聞こえないので、レベルも適当である。

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T925:M-100+USH:PM-40:PM-1644BM
写真の LE85+H400ホーンは未使用。

→→ しばらく聴くうちに、全体の音量は割と静かと思える音量であったが、耳が痛くなるような感じがしてきた。高帯域のレベルが高いのかと思い、M-100のレベルを1dBずつ下げ、最終的に-3dBまで下げた。

→→→ 小さな音量の時は、この状態でも良かったのだが、もう少し音量を上げると、やはり耳が痛くなる傾向があった。M-100のレベルはこれ以上下げると、シャンシャンという音が隠れてしまうので、M-100では調整できない。となると、PM-40の上の方が荒れ=ひずみが増してくるとか=ている可能性が考えられる。ここまでは上はカットせず出しっぱなしにしているので、程よいところでカットした方が良いのかもしれない。

→→→→ ところで、ウルトラハイであるが、アンプのボリューム(このレンジはプリメインアンプを使用している)見てみたら、時計の3時の位置になっていた。もしかすると、耳が痛くなるのはこの帯域のレベルが高すぎるのではないかという疑問がわいてきた。可聴音として聞こえなくても、T925の場合はエネルギーは出ているハズなので、影響はあるのではないか。

さしあたり聞こえないのでは、レベル合わせもできないので、しばらくこれは OFFとして使うのを止めることにした。

→→→→→PM-40のカタログデータでは、13KHzまでは指向性が均一となっている。したがって 13KHzないし 15KHz位でローパスを入れるのが一番良いように思えるが、現有のチャンデバではこれを設定できないので(パワーアンプを含めて完全に組み替えればできるが)簡易的に、以前使用していた9KHzのネットワークを入れて9KHzでハイカットすることにした。

そしてツィーターはそのままM-100+USホーンで、クロスは 10KHzとし、上は出しっぱなしとした。これらによって、PM-40はややおとなしくなったような感じで 2402Hのもつ独特の力強さに近い雰囲気で鳴っていたのが、やや弱く感じるようになった。

→→→→→→ そこで、M-100+USホーンを本来の Tweeterである、2404Hに変更してみた。2404Hはバイラジアルホーンで広指向性を持つ。その意味でPM-40と良い相性があるのではないかと考えた。

クロスは、M-100の時と同じ 10KHzからである。
これは結構上手い組み合わせのように感じた。まず音が明るくなった。シンバルやスネアの雰囲気が良くなり、金管楽器も良くなった。ただし、もう少し聞き込まないとわからないような気もする。ソースももっと別なものも聴いてみたい、と思うので、また次にでもレポートする。

ということで、現在は4way4chとなった。

あと、試してみたいことは、
ドライバーとホーンの組み合わせを代えること。そしてそれらとツィーターの組み合わせ。

<現有機器>
ドライバー:JBL LE85、CORAL M-100
ホーン: Fostex H400、ストーンテクノUSH
ツイーター:JBL 2402H、2404H、Fostex T925、FT33RP

チャンデバ:アキュヒューズ F-15、Pioneer D-23、(メジャグランNo.26は修理中)
パワーアンプ:Linn LK240(モノラルx2)、LK85 x2、LK100 x2、Nakamichi 420
プリメインアンプ:Sony TA-F222ESJ
プリアンプ:DENON PRA-2000