★オーディオ奮戦記★

40cmウッドホーンを中心とした4wayマルチシステム

周波数チップとミニ・キューブ

ー 2008/08/15 ー(2)

メジャグランには、チャンデバ本体の修理の他に、周波数チップ(クロス周波数を変更するためのCR素子ブロック)の交換分と追加分の計2個のチップとミニキューブと名付けられたLCセットを注文していた。

周波数チップは、このチャンデバを譲り受けたときに本体にセットされていたチップ(200Hz、800Hz、4KHz、10KHz)のうち、一番低い周波数チップ200Hzをミッドバス・ユニット(DIATONE PM-1644BM)に合わせるために350Hzを選択したための交換チップである。

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350Hz チップ

もう一つはハイ(2402H)の上限をカットするための 15KHzのチップセットのつもりであった。そして 20KHzから使う予定の FT33RPとの隙間に T925を入れる予定をしていたのである。

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15kHz チップ

ところが色々調べていると 2402Hでも 10KHzから上の周波数で使う場合では 15KHzではカットオフせず、20KHz近くまで伸びるという情報があった。自分では実際に測定をしていないのではっきりとは言い切れないが、実際の周波数特性図が表示されていたのでかなり濃い情報と思っている。

と、なれば 2402Hの上は出しっぱなしにして、もう一つ購入したミニ・キューブを使って FT33RPを加えれば、2402Hと FT33RPの間の 15KHz~20KHzに T925を入れなくても済むことになる。同時に 1ch分のパワーアンプも不要になる。

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ミニ・キューブ 外観と内部

ミニ・キューブは単なる LC回路でそれに入力・出力の端子が付いているというものである。Cの容量は 105(1μF)であるがLの値は不明。

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内部

パワーアンプはミニ・キューブ用のプリメインアンプを含め、7ch分用意してあるので完全に 1ch余ることになる。

チャンデバはまだ昨日のままの仮配線状態。各ユニットは、D-23の時と同じで 2402Hの上は出しっぱなしとし、FT33RPは 15KHzのローカット(ネットワークにより)を入れ、2402Hと同じパワーアンプに接続している。

チャンデバを D-23からメジャグランに換えたことで音のクリアーさが増し、ダイナミック感も良くなったような気がしている。

ジーノイズは能率の高いホーンタイプでわずかに感じられる。

現在のVR位置は、
1.バス:DS-1000zw:~350Hz:LK240 x2 VR=9.5
2.ミッドバス:PM-1644BM + Box:350~800Hz:LK100 VR=10(フル)
3.ミッド:LE85+H400:800~4000Hz:LK100 VR=5.0
4.ミッドハイ:LE175+USH:4000~:LK85 VR=5.5

LE175にはネットワークが入っていて、9.0KHzでハイカット(12dB/oct)。そしてハイ:2402Hは、同じ 9.0KHzのローカットを入れ、上は出しっぱなし。そしてハイハイとして FT33RPが 15KHzのローカットを入れて繋いでいる。

なお、2402Hと FT33RPにはレベルコントロールは入れていない。FT33RPは能率の関係でほとんど聞こえないが、外すと雰囲気が変わるので効いてはいるようである。