調整
ー 2008/05/04 ー
ミッド(H400+LE85)を中心にクロスポイントなどの調整を試みる。
その前に、NECの重量級CDP、CD-903のリモコンが見つかったので試す。
本体のボタンでは動作がなかなか決まらないことがあったが、リモコンからは結構まともに動作することがわかり、大変重宝する。
調整には単一楽器の方がわかりやすい、と思い、ヴァイオリンソナタを選んだ。
ソースは、オイストラッフの盤で
Beethoven Sonata #9 "Kreutzer"と Sonta #5 "Spring"
David Oistrakh (Vn)
Lev Oborin (p)
Philips 412-255-2 輸入盤(Gm)
1962.06 Paris Recording
ミッド・バスとのクロスは、800Hzとし、ミッド USH+LE175とのクロスを試す。
最初は、(1)5000Hz。
次にやや変則的になるが、(2)10000Hz(10K)。
この場合、USH+LE175は殆ど鳴らずにネットワークによる9000Hz(9K)で繫がれているT925に直接バトンタッチすることになる。
次は USHのカットオフ3KHzに近い(3)3200Hz。
最後に(4)6300Hz。これは USHのカットオフ3000Hzの倍に近い周波数。
LE175の下側の青色の物体は制振樹脂シートによる転がり止め。また、UTSホーンの下にある赤銅色のブロック(銅合金)は LE175が前方に傾くのを押さえている。Linfof工房に発注済みのスタンドが到着すると不要となる。
結果は、
1.スムースに繋がり、Vnの艶もよく乗る。
2.少し大人しくなったような感じ。(1)の時のような艶やかさが減るが繋がりは悪くない。Vnが少し遠のいたようにも思え、同時にかっちりはしているが、Vn本体が安物になったような雰囲気がする。
3.(2)よりもぐんと力強くなり全体に低い方が大きく聞こえるようになった。ただ Vnが荒っぽい感じになっているのが気になる。
4.(1)と同じ様な印象であるがややヒステリックに聞こえるときがある。
これらから、最適なのは(1)の5000Hzのようである。
次にここまではツイーター(T925)は LE175の外側に置いていたのだが、これを内側に入れ換えてみた。結果は、Vnが一つに小さくまとまった感じで、外側に置いた場合よりも好ましいことがわかった。
原因としては、ミッド・バスがミッドよりも内側に置いてあることから、ツイーターを内側に置いたことで、より音源が小さくまとまった様になっているからなのかもしれない。
昨日からの試聴では、5000Hzのクロスで破綻を感じた曲種と楽器は無かったので、上記の状態でもう少し色々聞き込んで行こうと思う。
少し引いて見ると、バス(ウーファー)、ミッド・バスとホーン・グループの配置がよく分かるが、足下のケーブル類がごちゃごちゃ。