★オーディオ奮戦記★

40cmウッドホーンを中心とした4wayマルチシステム

クロス周波数変更

ー 2008/04/12 ー

H500ホーンの鳴り方と、わずか23mmの超ショートホーン(以下USH)の鳴り方(音の出方)の違いなのか、クラシックを聴くとなにかうるさく感じる時があった。

最初のセッティングでは、
H500+LE85は、1250~5000Hz -16dB
USH+LE175は、5000~9000Hz -14dB

試聴に使った盤は、
Brahms Vi-Con Op.77 / Bruch Vi-Con #1 Op.26
Arthur Grumiaux (Vi)
New po./ Sir Colin Davis, Heinz Wallberg
Rec.: 1971-09 / 1973-09
Philips 420 703-2 ADD

最初は、バイオリンのぬけ方が今ひとつで、またオケと重奏となるところで濁ったような音になり不満を感じた。

この状態から、最初にUSH+LE175のレベルを上げてみた。これによりバイオリンが前に出てきたが、重奏時のごちゃごちゃした感じはそのまま残っていた。

USHの使用可能な再生域の下限は3000Hz位なので、クロスポイントを5000Hzから3200Hzに下げてみた。

これにより、重奏部分の濁りが相当減った。このことから推測すると、H500が小さなホーンなので問題はないと思っていたが、やはり高い周波数部分では響きに変化があるのかも知れない。ドライバーのLE85は15KHzまで十分に伸びている再生域を持っているのでドライバー自体の問題は少ないと思われる。

レベルは、USH+LE175の方を少しアップ(+1dBの-13dB)、そしてH500+LE85の方を少しダウン(-1dBの-17dB)とした。


これで気づくのはUSHの優秀なことだ。以前LE85を装着していたときも同じ様なことを感じたが、現在のLE175においても3200Hzからの使用では、実に綺麗で分解能は高いまま、しかも馬力のある音を聴かせてくれる。

今度は、このバランスのまま、ジャズ系を聴いてこのまま行けるかを聴いてみたい。

これらのクロスオーバー周波数は、近々発注する予定の6chチャンネルディバイダーの数値(周波数固定式のオーダーメイド)になる予定である。

今後の予定は、現在Linfof工房に特注中のスタンド(LE175用と2402H用)が完成し納品されたら、USH+LE175とT925の間に2402Hを入れ(8KHz~15KHzを予定)、2402Hが必要かどうかを確認する。

2402Hが必要か不必要かは、発注予定のチャンデバの注文周波数チップに影響するのでしっかり確認する必要がある。


今、ヤオフクでおもしろいものを見つけたのでしばらくウォッチするつもりである。もし入手することになったら、またここで取り上げる。


ちなみに先日、同じくヤオフクで5ch用(5セット目)のLinn LK100パワーアンプを入手した。実のところこの出品者からはLK100が3台出ていて2台欲しかったのであるが、全体的に高値に成ってしまったのと、落札できたのも結構競られて予定より高くなってしまったので、結局1台しか入手できなかった。

前回入手していたLK100はシリアルが00569であったが、今回のは00621で、出品者は3台の内一番古いもの説明していたが、結果的に今回の製品の方が新しいものであった。

製品は特に変化はなく同じであるが、電源スイッチの脇にあるパイロットランプの照度が今回のものの方が高く、他の2台(LK85)と同じ照度があって見やすくなった。(前のものは照度が低く昼間は見えにくかった)

これで今のところ5ch分が全てLinnのLKシリーズで揃ったことになる。予定の6ch分に対し、最後のch分をどうするか(オールLinnにするか)迷っているところである。