★オーディオ奮戦記★

40cmウッドホーンを中心とした4wayマルチシステム

低域補強計画

ー 2008/04/14 ー

増強を進めているサブシステムのスピーカー系は、現状のウーファーシステムでも単独で聴く限りは、それほど問題とは思えないのだが、メインシステムと比べると違いを感ずる。

特に低域では、鳴ってはいるのだが、深みというかゆったりとした厚みのようなものは感じにくい。むしろターボエンジンのようにパワーを入れることで鳴らしている、という感じである。

中域以上が反応スピードの早いホーンタイプなので、余計にそれを感じる。入力に対し、よどみなく、しかもすーっと音の出るメインシステムのスピーカー(DS-10000)と比べるとその点は、顕著で大きな差と思う。

以前、1980年代にJBL 2445J+2380を中域に使っていたときは、ウーファーは ExclusiveのEL-403を230Lの箱に入れて使っていた。これならば今のよりは、ずーっと楽に低域が出ていたので低域の不足感や遅い反応は感じられなかったが、今の、わずか14cmのウーファー+パッシブラジエーターでは望む方が無理というもの。


先日ヤオフクで、DS-1000Zのウーファー部だけを使った低域専用システムが出品されているのを発見した。純正のDS-1000Zの箱をウーファー部のところで切り取って加工したような製品である。オリジナルのネットワークもそのまま活用して、600Hzでハイカットし、本来のウーファー部をそのまま使っている製品だ。

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上が通常のDS-1000z、下がDS-1000zのウーファー部だけのもの

実は、この製品はだいぶ前にも出品されていたのは知っていた。約1ヶ月位出ていて、入札がなく、そのまま出品がキャンセルされていた。その時もおもしろいなと興味は感じたが、DS-10000に付けることなどあり得ないし、その時の入札価格は、今回より少し高かったので、入札は結局しなかった。


それが初期出品価格を下げて再出品されたのである。

入札は、色々検討していたので終了間際になったが、幸い、落札できた。


今Linfof工房にてミッドバス用の箱を作ってもらっているが、このユニットはDS-3000用のミッドバス・ユニットであるPM-1644BMである。DS-3000は32cmのウーファーを採用しているが、DS-1000は27cmで少し小さいが、それでも現状の14cmから見れば倍位の大きさがある。

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DS-3000

全面的に入れ換えるかどうかは、これから試してからになるが、例えばLinn LKシリーズの拡張機能を使えば、現状のウーファーシステムを生かしたまま、今回のDS-1000Z用のウーファーをサブウーファーとして使うことも可能と思う。特に予めネットワークが組み込まれているのでそのまま繋げられる可能性もあって到着が楽しみだった。

ミッドバスが納品されたら350Hzから使う予定なので、一部周波数帯がダブルかたちになるがそれもカットアンドトライで聴きながら決めてゆこうと考えている。

ついでに、ヤオフクにはDS-3000のウーファーと思われるユニットが出品されている。差し当たり直ぐ使うものではないが、DS-1000シリーズのウーファーと違ってDS-3000用のユニットはあまり多く流通していないので、ストックになってもいいから買っておこうかとも考えている。