★オーディオ奮戦記★

40cmウッドホーンを中心とした4wayマルチシステム

ホーン変更?

<< 備忘録を作ってと思っていたのだが、前のブログを読んでいると、そのままコピーした方が良さそうに感じたので。。。>>
                                  
2008/03/06

追加のドライバーについて、豊富な経験(体験)をお持ちのストーンテクノ、野中さんにお尋ねのメールを出していたら、突然、TELを戴いた。

H500ホーンを630Hzから持たせるのは無謀!ですよ。このホーンは1200Hzからしか使えません。極端な場合、LE85が壊れま~す、と怖いお話だった。

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H500ホーン

幅が250mmしかない。

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W250のH500ホーン
しかもホーンの名前がH500でカタログデータではカットオフが600Hz。常識的に言っても使用可能周波数はカットオフの2倍である1200Hzだろうということなのであるが、単純にチャンデバの関係から630Hzにしていた。

周波数特性を測れば一目瞭然、カットオフ付近では暴れていて、使い物になりませんよ。とも。

だからドライバーは18dB/octでローカットし、ウーファーは6dB/octにしていたが、結局、ウーファーの高域が6dB/octでほとんど切れていない状態(推測)のため、聴感上では目立たなかったのだろう、とのことだった。

そして、野中さんの手元に都合良く、800Hzから使える、使っていないホーン+ドライバーがあるので、譲ってもいいよ、とうれしい話もあった。

また、今使っているH500は、もし以降使わないなら、野中さんの新しく作ろうとしているシステムで使う可能性があるので買い取れるとも・・・そのためにはH500の詳細な寸法を教えてください。ということから、後日連絡しますと、TELを切った。

その夜、帰宅後H500の寸法を測る。そして譲っていただける可能性のある機種を調べた。その機種は、YAMAHAのJA4280というホーンとドライバーを組んだ形で販売されていた製品である。

野中さんのHPの解説によると、
YAMAHAベリリウム振動体の開発にいそしんでいた頃の1979年頃に発売されたもので、JA4280ドライバーの外形はΦ140㎜,D105㎜ありますが、磁気回路はフェライト製で内部のスロートはかなり短く設計されています。ダイアフラムの口径は38.1㎜と思われます。」と、記載されている。
http://homepage3.nifty.com/stonetechno/unit-looking.html

ホーンの外形はW440,H170,D305㎜でメタル製。当方の持つカタログからこのホーンはYAMAHAのH1400というもので型番からカットオフは1400Hzらしい。

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YAMAHA JA4280ホーン
800Hzから本当に使えるかは数字からでは解らないが、経験豊富な野中さんが使えると言うからには、問題はないのだろうと思う。

前日、H500ホーンは1200Hzから、と聞いたので早速1250Hzにクロスポイントを変更し、ウーファー側、H500側も遮断特性を12dB/octにし、LE85の極性を正相に変更して試聴を開始した。気持ち、クロス付近がすっきりしたような感じだったが、夜中の試聴なので音量的に正確な判断はし難かった。レベルも若干調整(2dBほど下げた)した。

ところでJA4280の画像を眺めているときに気がついた。

このホーン(H-1400)にドライバーを付けると奥行きが406mmとなる。
実のところ、H500のホーンが気に入っていたのはこの奥行きが短いということもあった。LE85を装着しても310mmしかない。

現在これらのサブシステムのユニット群は、メインシステムのスピーカーDS-10000のエンクロージャーの天板に間借りして置いている。DS-10000は、DS-1000と同じ大きさのエンクロージャーのため、奥行は、295mmしかない。H500とLE85の組み合わせでは、ホーンの前方が15mm飛び出るだけできっちりと乗っているのである。

その点JA4280にするとホーンを100mmほど出っ張らせるか、ドライバーを少しへこませる(半分くらい空中に出す)ことになる。重量があるので落ちることはないとは思うが、やはり心配である。

朝方になってしまったが野中さん宛に、H500の寸法と、JA4280とエンクロージャーの関係をメールに書いて送っておいた・・・・・。

すると、朝一番! 
まだ布団の中でぼーっとしていたら、どこかで携帯が振動する音が聞こえ、妻が「あなたの携帯はどこにあるの?」と寝室に飛び込んできた。あわてて自分の部屋に行くと、着信は野中さんだった。

野中さんの本業は石屋さんである。その昔は利根川の水系を使って石を運んでいたのだろうと推定のできる利根川沿いの栗橋に職場がある。お彼岸前でめちゃくちゃ忙しく、毎日5時から仕事をしているのだそうだ。5時といえば、私がメールを出して眠ったすぐあとの時間だ。その忙しいときに、メールを見てくださり、すぐ返答をくださる、すばらしい方で、感謝感激だ。

TELの内容は、メールを読み、JA4280より最適なホーンを持っているから、しばらくなら貸します。ついでにドライバーも付けて貸します。という内容だった。

感謝感激、雨あられ (古いか?・・・年齢相応だが・・・)

H400の諸元:
ラジアルホーン カットオフ周波数:455Hz スロート径:2.54cm 材質:イタヤ楓積層材 
W39.6×H12.0×D22.6cm 重量:5.5kg 

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H400ホーン W396mm
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奥行きは226mm

奥行きが226mmしかないから、たとえばLE85を装着しても、わずか30mmほど出っ張るだけで、そして家庭用なら800Hzから使用できそうである。


ところで、車を持っているなら近いんだから一度来ませんか・・・(私の家と栗橋は近くないケド・・)って!

そんなめちゃくちゃ忙しいときに、私も2月、3月は色々忙しいので、到底、ゆけませ~ん・・・・