★オーディオ奮戦記★

40cmウッドホーンを中心とした4wayマルチシステム

PM-40 到着 と 試聴

ー 2009/01/18 ー

PM-40が早速と新潟から到着。全く便利になった宅配便に感謝!

早速梱包を解いてみる。システムSPから取り外したものだそうだが、年代物としてはとても綺麗だった。ホーンの直角に曲がったスロート部分には若干の埃があったが、分解は簡単そうだったので、差し当たり音出しをしてから、と、最初に写真撮影。

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PM-40
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PM-40
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PM-40
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PM-40
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PM-40 後ろから

ところでカタログ値では、1.9Kg ということであったが、持ってみると持ちやすいためか軽く感じた。測ってみると、やはり 1.9Kgでピッタリだった。

いよいよ音だし。

入力端子が内蔵用のユニットのため、現用のケーブル端末では接続できない。それであくまで臨時なので、ワニ口クリップ付きケーブルで接続。~しかし、ウンともスンとも鳴らない。

試しにケーブル端末を押し当てると、しっかり鳴った。~良かった~

調べるとワニ口ケーブルの1本が断線していた。HaHaHa ! このワニ口ケーブルも 30年ものだったケ・・・。

最初にカタログデータから下のクロスを現用の 1000Hzとし、上は出しっぱなしにする。20KHz 位から上を担当するウルトラハイは入れたままにした。ソースはコリン・デービスのベートーベン・オーバーチュアを使った。

~ふ~ん~、結構いいな~。
ただし、レベルは LE85より 6dB程低い。

では、Jazzではどうか。

リファレンスとして使っている、2枚を用意。
1.MJQ のラストコンサート
2.ローズマリー・クルーニーの「For the Duration」

顕著に感じたのは(2)で、広帯域を一つのユニットで鳴らしているせいか声がいい感じだ。それから 2402Hの顕著な特徴であるシンバルなどの「力」についても、PM-40は 2402Hに近い「力」が出ている。

この時の組合せは、
バス: DS-1000zw:~180Hz
ミッドバス:PM-1644BM+特製密閉 Box:180Hz~1000Hz
ミッド:PM-40:1000Hz~(再生域は16KHzまで)
ハイ:M-100+USホーン:12000Hz~(再生域は18KHzまで)
ウルトラハイ:T925:20000Hz~(再生域は40KHzまで)

あと、凄く有利に感じたのは、頭の位置(試聴位置)を少々振っても(1m位)ほとんど変化がないことだ。特性グラフ上で、12KHz位まで 60°を確保しているというのはまんざらではないようなのである。

ついでに、通常の組合せで、LE85+ H400ホーンの 1000~3200Hz を PM-40に換えただけという組合せでも聴いてみた。

この場合はやや大人しい感じだが、「使える」という評価をして十分だった。拍手などは、むしろコチラの方がいいようなのである。頭を振ったときのブロードさは、明らかに PM-40の方が優れている。

今持っているチャンデバでは、PM-40の上のクロスを 3200Hz以上に出来ないので、完全マルチの状態で、ハイレンジにクロスすることができない。従って今は、出しっぱなしにするしか方法がない。なのでこれは、メジャグランのチャンデバが直って帰ってくるのを待たねばならない。