気づいた問題を修正(調整その14)
最初に、気づいた点を修整して、前回の最終設定のままでSWの測定をしてみた。
あまりの違いに驚く!!!
80Hzより上では10dB~、30Hzでは20dBも差が・・・道理で、特にLchのSWがボトミングしていて変だな、とは思っていたが・・・
では、他の帯域はどうなっているのか測定してみた。これを見ると、異常なのはSWだけのように感じるので、前回のデータと並べて見るとやはり、極端に違いがあるのはSWだけで、あとは、Hi-chの6kHzから上側が丁度位相が反転したような結果になっていた。細かく見て行けば、若干の違いは他の帯域にも見られるが、誤差の範囲とも思え、それほど問題では無いように思う。
次に、兎も角SWの音圧が異常に高いので、本体(CW200A)のVRを絞ることにした。左右のSWは離れているので、目分量ではVRのツマミ位置を合わせられないため、Test CDのトラック1(モノフォニック擬似ノイズシーケンス)を使用して片側ずつOmniMicのSPLで、ピークdBを両側で同じ位に合わせた(一応、84.5dBに)。誤差は0.5dB以内まで追い込んだ。
これで再測定。100Hzで約10dBダウンした。
この状態で、全帯域の測定をしてみると。
だいぶ整ってきた感じだが、まだローエンドが出すぎ感あり。さらにハイエンドもちょっと直したい感じ。
SWのLevelは本体VRの位置がすでに8時くらいの位置で、細かい調整が難しいことから、ここからの調整はPA+の方で行うことにする。
SW帯域は、-2.0dBとし、Low-chはHPFを30Hzから40Hzにupした構成図。Delayデータの単位は、secは誤りで、正しくは、msecです。
そしてWavelet。
ハイエンドに乱れが生じているが、これはツィータホーンが微妙に動いてしまうことが原因らしい。窓が掃き出し窓方式で後方にあるため、ラックとスピーカーBOXの間の狭い空間を利用して私が通るために、気をつけてはいるのだが、微妙に動いてしまうようなのである)。