★オーディオ奮戦記★

40cmウッドホーンを中心とした4wayマルチシステム

調整その7

Woody&Allenさんからのsuggestionを受けて、新規調整に臨む。

最初に、デジチャンのセオリーに基づき、デジチャンへの入力をup。先日まではプリ出力を60カウントとしていたが、これを以前と同様の76カウントにする。この数は、PA+のインジケーターで0dB表示が点灯するかしないかのギリの数値だった。ただし、今回の状態では、ー10dB程度だった。

次、
クロスを最初の設定、Low-Midのクロスを500Hz、Mid-Hiのクロスを8kHzにセット。EQはOFF、DelayもOFFにセット。
Mic位置は、センターで左右のウーファーボックスの内側端から142cm、高さはツィーターホーンの中心の床からの高さと同じ91cm。

OmniMicのCDトラック5と11を使って、左右のレベルをほぼ同じにセット。

そしてWaveletを採る。

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01:Delayなしのノーマル

このデーターから、DelayのLowを063sec、Hiを0.42としてWaveletを採る。

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02:Low 0.63sec Hi 0.42sec

Lowのデーターはよく分からないが、Hiは、まだ不足しているので、Waveletデーターを見ながら調整。

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03:Low 0.50sec Mid 0.63sec

再度、調整。Lowは殆ど変化しなくなったが、Hiの方はだいぶ整ってきた。

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04: Low 0.50sec Hi 0.73sec L-Mのクロスを530Hz

ここで音圧特性を測定してみた。

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04: Low-Mid=530Hz / Mid-Hi=8kHz

これで、Hiのレベルがかなり低いことが判ったので、グラフ上から+10dBを目安にupして,調整しながら測定。こちらは、Waveletの確認もしながら調整した。

その途中、Waveletで三角形の頂点がどうしても1本にならないので変だなーと思っていたら、右chのツイーターが10mmほど後退していることに気づく。それを左chと同じ前後位置(Midホーンとツラ合わせ)にしたら、見事1本に。しかも音圧特性も素直なカーブになった。なお、音圧特性からMidーHiのクロスは10.6kHzに変更した。

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09: Delayは、Low 0.50sec / Hi 0.73sec

これの音圧特性は、

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09: Low-Mid = 530Hz / Mid-Hi = 10.6kHz // Hi = +6dB

1kHzあたりは、Delayではこれ以上変化無しのため、綺麗な円錐形にはならないけど、前回までよりは,綺麗になったように思う。