★オーディオ奮戦記★

40cmウッドホーンを中心とした4wayマルチシステム

好みの音作り(調整その18)

前回までで、ほぼフラット化する(数値的調整)のは出来てきたように思う。

ただ、それが好みの音になったかというと、そうでもないような感じがしていた。

なので、音(音楽)を聴きながら調整して、一区切り付いたら、測定して確認するという手法を試みることにした。


1番の肝は、低音~低中音。部屋の影響とユニットの個性があるので、フラットにすることよりも、個性を生かした音に仕上げる。例えば、ウーファーのAXIOM 301は、

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AXIOM 301 / 40--315Hz
で、3つコブが特徴。

これを生かして低域~低中域を少し膨らませた様な感じに仕上げてみた。中域~中高域の950PB+40cmHornは、Axiom 301とのクロスが、5dB落ちで450Hzとちょうど良い関係となった。4540nd+12cmHornは、ホンの3mm程度動かすと周波数特性が大きく変化してしまうので、調整が難しい(直ぐ動いてしまうので固定方法を何とか考えなくてはならない)

また、950PBの上は、現在8.5kHzのBW 12dB/octなのだが、これを6.7kHzにしても10.0kHzにしても殆ど変化しない。減衰した10kHzで確認しても1~2dB平行移動するだけで、水平から減衰し始める3kHz付近の変化は非常に少ない。

高域の4540ndのHPFは、現在9.5kHzに設定しているが、このポイントを下げると5kHz付近を頂天とする山型に変化してしまい、とてもうるさくなってしまう。逆にこのポイントを高くして行くと8-9kHz付近が鋭いへこみになってしまい、950PBとの繋がりが極端に悪くなる。グラフだけ見ていると位相を逆にしたくなるほど。従って、現状がベストなのだが、5dB落ちのクロスポイントは、なんと4.5kHzととても低くなってしまっている。

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総合特性と各ユニット別特性

まあ、それでも一応スッキリしているので、これで聴いて行こう。。。。


<構成図>
PEQの周波数ポイントは、前回が11ポイントだったが、今回は2つ減り9ポイントとに整理された。前回と変更があったところが赤字になっている。

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2020/11/30 No.30e 構成図
 Delayデータの単位は、secは誤りで、正しくは、msecです。


因みにWaveletは、

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No. 30e
800Hz以下が、凸凹で、円錐形から程遠くなってしまった。8kHz以上の高域もかなり乱れていて、気に~なる。
原因と対策! 知っている先輩方教えて!!!