★オーディオ奮戦記★

40cmウッドホーンを中心とした4wayマルチシステム

サブウーファー追加(調整その10)

スピーカー接続では、全くレベルが上がらず、効果の程が感じられなかったサブウーファー。PINコードを繋いで電源ONしただけで、ドンドンと低いアタック音が聞こえた。

この時のサブウーファーの設定はフィルターがmaxの150Hz、入力VRは12時の位置。PIN接続の場合にこのフィルター回路がONしているか、否かの説明は取説のどこにも記入が無い。記入があるのは500Hzで-18dB/octのカットがされているとのことだけ。とても不親切な取説!

で、ともかくレベルが高すぎる感じなので、10時位に設定し直した。

以前このサブウーファー(以下SW)を使用していたときはLPFを60Hzに設定していたが、今回はウーファーが70Hzから下が出ないので、一応80Hzにセットしてみた。

この状態でのWavelet

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サブウーファーを追加
この時の周波数特性(全体とSWとLow)
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SW+Low and 全体

SWが効き過ぎているように感じたので、以前と同じ60Hzに下げてみた。

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SW-LPF_60Hz and 80Hz
大きく変化しているように見えるが、PEQが設定されたままなので、その影響もかなりあると思う。
そのSWのLPFが80Hzのと60Hz設定の比較
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全体 SW-LPF 80Hz and 60Hz 比較
70~100Hzが改善された。

Waveletでは、

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SW-LPF 60Hz
かなり綺麗な形になってきた、と思う。

しかし、60~200Hzが、他と較べて出すぎているように感じられるので、もう少し調整する。クロスオーバーは、

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クロスオーバー(No.03)
Delayデータの単位は、secは誤りで、正しくは、msecです。


これのPEQは、
80Hz -6.0dB Q= 0.33
150Hz -12.0dB Q= 2.03
224Hz +8.0dB Q= 2.63
375Hz -1.0dB Q= 0.94
900Hz +2.0dB Q= 0.94
3.55kHz +2.0dB Q= 0.94
16.0kHz +1.0dB Q= 0.94
周波数特性:

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FQ (No.03)
Wavelet:
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Wavelet(No.03)
ハイエンドが弱いので、ここを調整。HPFを11.2kHzから14.0kHzに変更、同時にLevelを10dBから14dBにup。
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Hi-CHの調整

224Hz付近の調整。

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No.05 and No.05n
クロスオーバー:
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No.05n の構成図
Delayデータの単位は、secは誤りで、正しくは、msecです。


これのPEQは、
80Hz -7.0dB Q= 0.33
150Hz -12.0dB Q= 2.03
224Hz +10.0dB Q= 2.63
375Hz -1.0dB Q= 0.94
900Hz +2.0dB Q= 0.94
1.84kHz -6.0dB Q= 1.57
4.0kHz +6.0dB Q= 7.38
周波数特性:

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FQ ALL+Band(No.05n)
結果、2k~8kHz付近は押さえすぎかも。

Wavelet:

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No.05n
なお、Low-CHの50Hzより下の周波数のところが一定のレベルになるのは、SWの電源ONで生じる。(理由不明)