★オーディオ奮戦記★

40cmウッドホーンを中心とした4wayマルチシステム

FIDELIX のチャンデバ

ー 2009/03/18 ー

FIDELIXのホームページを見ていたら旧製品の項に「チャンデバ」の文字を発見。pdfの資料が付いていたので開封してみてみた。

製品番号は、LX-8。モノラルで2~5ch、ステレオ&3Dタイプで2~3ch。アクティブシャント型で、クロスはユーザー指定周波数による固定式である。大きさは、W204mm x H84mm x D304mmと奥行きの長いタイプ。モノラルとして2台並べてもWは408mmと比較的小さい。

LX-8 の特徴は、全ての仕様をユーザーの指定により制作し、ユーザーが変えられるのはスイッチ式のアッテネーターのみ。
内部のアンプは、徹底した原音比較法の結論、オールFETのコプリメンタリー2段アンプで、アンプの存在を感じさせない。電源は鉛バッテリーの音に勝るとも劣らないリニアシャント電源を開発した、ということだそうである。

かなり良さそうな文面。

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LX-8

ただし、ホームページによると、1982年から受注開始をしたが1995年に受注を完了とあった。1982年から1985年くらいまでは、今から思うと大規模なSPシステムで鳴らしていた時代である。でも、このメーカーもこの機種も全く知らなかった。

・・・ということは、台数もそれほど多く作られていない可能性が高い。ヤオフクで見たことがないのも、そのようなことからかもしれない。

ついでにいえば、ステレオ使用時では 3chで18万円という価格。当時使っていた SONY TA-D900は、24万円だが最大4ch(当時は3chで使用)。LX-8の場合は、2台使えば5chまで使えるが、36万円ということで、簡単には使えるものではない。しかも、現金即払い式。

回路的には考えとして、メジャグランのものと似ているのかもしれないが、FIDELIXという会社の生い立ちを考えると、メジャーなメーカーとも対抗できる製品だったのではないか、と思える。

入手できるかは、かなり難しい面もあるが、この会社の社長さんと知り合いの方を見つけたので、アタックはできそうだが、資金が出せるかの問題が先に立つ。