★オーディオ奮戦記★

40cmウッドホーンを中心とした4wayマルチシステム

T925とFT33RP

ー 2009/02/08 ー

急遽システムの一部を変更することになり、資金を稼ぎ出すために、余剰で保管状態になっている機器を整理しようかと考え始めた・・・・

手始めに、FT33RPと T925をもう一度聞き比べることにした。

ま!単純に繋ぎ換えただけで試聴。

試聴には、Carok Sloane "Heart's Desire" Concord CCD-4503 を使用。

クロスは10kHz・12dB/oct。Mid-Hiは、LE85+USHである。

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FT33RP:MID=LE85+USH

最初は、T925を使用していた状態のまま繋ぎ換えただけでは、鳴っているか否かが確認できないほどレベルが低く、能率の違いが顕著。

D-23(チャンデバ)のレベル VRを最大に upさせると、鳴っている感じが T925と同じくらいに聞こえるようになった。この時のレベル差は 16dB。

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FT33RP Data sheet
この状態での聞こえ方は、T925と少し違った。FT33RPの方が少し低い方にシフトしたような感じである。しかし悪くない。おもしろいのは、クロスを8kHzにしても12.5kHzにしても印象が変わらないことだ。

リファレンスの盤に変えてみる。Rosemary Clooneyの "For The Duration"である。
1曲目の 1分30秒くらいからミュートのコルネットが演奏される。このミュート音で決めるのだ。

FT33RPは、再生音圧こそ低いが(T925と比べて)鳴りっぷりは相当良い。音は爽やかというか、綺麗という雰囲気。明るすぎない明るさもある。もう少し元気さが欲しい感じがするが、疲れないので長時間聴くにはむしろ良いかも知れない。

肝心のミュート音は綺麗だがもの足らない感じ。耳慣れしていることもあって T925の方が好きだ。

・・・という結果から、やはりサブシステムのツィーターとしては T925を採用することにした。

しかし、FT33RPにも捨てがたい良さが感じられたので、さしあたり放出するのはまだ控えておこうと思う。