★オーディオ奮戦記★

40cmウッドホーンを中心とした4wayマルチシステム

クラシック対応

ー 2008/12/10 ー

ユニットとレベルバランスを調整したサブシステムでは、JAZZ系に関してはとても聞きやすくなった。

クラシックに関しては・・・、たぶんバランスが取れないのではないかと予想はしたが、実際に聴いてみると、やはり、低域の厚みが不足することがわかった。

中高域に関しては、金管楽器はもちろんのこと、チェンバロや弦楽器でも特に気になるわけでもなく、ましてやうるさいと感じることもなく聴ける。

ただ、全体的に中高音が勝った様なバランスとなってしまっているのだ。


そこで、安易な方法として、グライコをONしてみた。

maxを±12dBとして、今までの経験的に、200Hz、250Hz、315Hzを2dBアップさせた。

結果は上々!

低域の厚みが増してきてかなりバランスが良くなった。さらに、80Hz~400Hzをアップさせながら調整していった。

ソースは前回にも使用した、
交響曲第4番『ロマンティック』(初稿)
シモーネ・ヤングハンブルク・フィル(ハイブリッドSACD
を、使った。

最終的には、
80Hz  +0.5dB
100Hz +1.0dB
125Hz +1.0dB
160Hz +1.5dB
200Hz +2.0dB
250Hz +2.0dB
315Hz +1.0dB
・・・・・・・・・グライコの表面の目盛りを読んでいるだけなので正確ではありません・・・

隣近所に聞こえるような大きな音量では鳴らしていないので、特にダイヤトーンの2つのユニット、ウーファーとミッドバスは、まだエージングが終わっていない可能性がある。

また、2402Hも前オーナーがダイヤフラムを交換して出品したということだったので、まだまだ慣れるところまでは至っていないだろう。

ともあれ、これで他のいくつかの曲を聴いてみたが、なんとか聴ける感じだった。


結果!

JAZZ、ジャズボーカルは、グライコOFF。
クラシックは、グライコON。

これで今のところは対応できるみたいだ。


ところで、DS-1000Zwは、高さ400mm、幅360mm、奥行き300mmで、容量は外形サイズでは 43Lあまりである。また Linfof工房で作ってもらったミッドバスの 密閉 Boxは、同じく外形サイズ(W320 x D285 x H300mm)で、27Lあまりだ。もし併せるとしたら外形容量で約 75Lとなる。

ミッドバスのバックキャビティをDS-3000と同様にすると実質 10L位なので、ウーファーとしては 60L位になる。これは少し魅力にも思う。但し、両ユニットを装着した状態では、重くなりすぎて屋根裏部屋まで持ち上げるのが大変な作業になると、予想される。

その点からは、今のミッドバスBoxはそのまま生かして、ウーファーだけの Boxを作ってもらった方が安全かもしれない。

現行の怪しい(密閉タイプのハズが密閉でなくなっている)状態を脱出させる方が、よりクオリティが上がる可能性が高い。ただ、引っかかるのは予算の問題だけ~~~