★オーディオ奮戦記★

40cmウッドホーンを中心とした4wayマルチシステム

チャンデバ不調

ー 2008/06/21 ー

メジャグランのチャンデバの不調について、制作者である金町の仙人に点検をしていただこうと、メールにて連絡を取っていたが2週間を過ぎた 6月17日になって、「話はTELで」という返信があった。

早速TELをしたが、送ってもらっても、きっと同じ現象が再現できない(と、決めつけられ)から、何も対策はない。従って、送られてもムダになるから送らないように、と言われてしまった。

「前のオーナーのところで問題がなかったのだから、問題があるのならそれはあなたの方の問題が原因だ」「したがって、特に電源関係を調べ、色々試してみなさい」ということで話は終了した。

今週末、やっと午後時間が空いたので、電源関係を点検。といっても特に測定器などもないので、目視と抜き差しをする程度である。

この部屋のオーディオ関係の電源は、離れた部屋に設置された単三 200Vの配電盤から極の両側を各1個、計2個のオヤイデ製1KWのダウントランス(CS-1000T)から供給している。また、フロアの電源はこれとは別の回路で通常の 100Vを引いている。

チャンデバの電源をこれらの電源と極の入換による順列組合せで接続して、ノイズの増減を調べてみたが、特に変化はなかった。3Pタイプのインレットが使われているので、グランドから引いているアース線に確実に繫いでみたがこれも変化がなかった。これは後ほどチャンデバの Topパネルを開けたとき、インレットコンセントの中央には配線がないことから当然の結果と納得した。

それではと、ちょうどパワーアンプも SPシステムも1組予備があるので、全て移動しフロアを変えて試してみたが、これも変化がなかった。相変わらず、無入力時からジィーというノイズが聞こえている。


ある程度の音量で聞いているときは、ほとんど気にならないが、音がすーっと消えてゆくような無音状態になったときは、とても気になる。特に試聴距離が maxで 1.6mと近いため、ノイズが微量であっても良く聞こえてしまうのが大きな不利条件である。


チャンデバの Topパネルを開けて中を覗いた印象は、整然と基板が取り付けられとても綺麗と思った。

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Topパネルを開けて中を見る
ただ、ケーブルというか引き回しのコード類は、他のメーカー品を見た経験からいうと、こちらはとても細く、やや心許なく感じた。後方中央にある電源の整流基板には大きめの放熱ブロックが付いていたが、電源ONすると直ぐに触れないぐらいの高い温度になっていて少々気になった。(後ほど、横河の温度測定器があったのを思い出し、それで調べると61℃ということで、特に問題はないのかな、と思った)

信号線と電源線を離すとか、パワーアンプと離すとか試してみたが、結局、何の変化もなく、相変わらずノイズが出たままだった。

あまりノイズが気にならない下の方のチャンネルをメジャグランに担当させ、ホーンになるところから、D-23に繫ぐ方式も試みたが、そのD-23に接続したパワーアンプの出力にもノイズが乗ることが判り、結局『バンザイ』状態に。

ただ、ノイズを無視してメジャグランを使っていて、これをD-23に変更するとノイズは無くなるが、音がつまらなくなる。特に一番重要な音域を担当するミッドバスとミッド、ミッドハイあたりの躍動感とか、透明感のようなものは、圧倒的にメジャグランの方が良いのである。

D-23に変えると、音が出た瞬間にその違いがわかる!
これほど差があると、なんとかメジャグランを使えるようにしたいと思うのは必然なのであるが、イヤ、それにしても、このノイズなんとかならないものなのか・・・

前オーナーは、信用取引なのでどうしても、というなら返金しますよ、とは言ってくれている。しかし、もうすぐこちらに到着してから1ヶ月になろうとしている。結論を早く出さねば、前オーナーにも申し訳ない。

元々、メジャグランのスタンダードグレードのNo.26(6ch対応品)を購入するつもりで用意していた予算だったので、返品し、返金していただいて、新規に購入手続きを取る手もある。

仙人も、新規購入なら文句も言わないだろう・・・し。

紹介をしていただいたストーンテクノのN氏のこともあるので、なんとか早く結論を出したいのだが、
どなたかこのノイズ発生チャンデバを直してくれる方は居ないものか・・・