★オーディオ奮戦記★

40cmウッドホーンを中心とした4wayマルチシステム

仮住まいでのオーディオセット

◆仮住まいでのオーディオ◆
お部屋:木造2階建てのアパートで6畳相当の洋間。ただし、ここにコンピュータセットも入り、そして寝部屋でもあるという状態。

機器セット:寝具をセットすることを考慮して、西向きの窓の有る短い幅の側の両端にスピーカーを設置し、その中央に2個のラックを置いて右側が入力系(CDP2台とSDP1台にプリアンプ1台)さらに今回は未使用のプリアンプが1台=これはレンタルルームに置ける空間がなかったので、こちらに収納したもの=。

そして左側に出力系(チャンデバとパワーアンプ)とACのディストリュービューター2台。

スピーカーは、本宅の臨時3wayではメインSPにTEACのS-500を使用していたが、こちらでは、Fostex GX100MAが使用できることになったので、S-500と交代させた。

GX100MAは、再生周波数が55Hzから45kHzのバスレフタイプ。ポートの共振周波数は約70Hzとされ、70Hzからほぼフラットな特性を持つ。再生音圧レベルは低めの82dB。ツィーターとのクロスは2kHzとされる。再生音は、キリリとした解像度が高い、どちらかというと硬めの音をだす。ウーファーは10cmだが、意外ときっちりとした低音再生能力がある。また低めのクロスから使われるマグネシウム合金のドームツィーターの音が気になるという評判もある。

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GX100 周波数特性

設定は、部屋の両壁から20cm程離した場所にかなりの角度を付けて内向きに置く。スピーカー台は、最初ACOUSTIC REVIVEのRSS-602を使用する予定だったが、本来の30cmウーファー用のウッドスタンドとCW200Aに使用していたサウンドボード、およびDS-1000用に作って戴いたLinfof Lab.製のスタンドの収納先がなかったのでRSS-602の代わりに、それぞれの3種のボードを重ねて使用し、スタンド群の上にCW200Aを、その上にGX100を重ねて置いた。

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設置(1)

GX100MAがほぼ全域の再生をし、低域も結構鳴るので、CW200Aを本来のサブウーファー的に追加する形を考えたのだが、やはり10cmでは重低音の再生は無理なので、以前のように100Hz以下をCW200Aに任せる方法に決めた。減衰特性は一番素直な12dB/oct。したがってどちらかを逆相に繋ぐ。試した感じではCW200Aを逆相にした方が良かった。

アパートなので、入力系のラックQUADRASPIREのスパイクによる床面の損傷を避ける意味で、階段の踏板に使用していたものと同じ厚みの板材を敷いた。また出力系のウッドラックの下にはポリカーボネート製の敷板を床との間に入れた。

入力系は、CDP中心でLUXMAN D-05とMarantz SA-11S2、他にSDPのQLS QA-550を用意した。

出力系は、チャンデバ DBX PA+が1台とFidelix CERENATE を2台。CERENATEはステレオタイプで使用するためGX100MA用に1台で済むのだが、ツィーターを別に組み込むことも考えて一応2台用意して置いた。(全部では5台ある)

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システム図

なお、左右の邪魔ものが揃っていないため、今回は測定は行わず、聴感のみで調整する。