★オーディオ奮戦記★

40cmウッドホーンを中心とした4wayマルチシステム

ミッドバスのクロス

ー 2009/02/28 ー

現在、バスとミッドバスとのクロスは180Hzを使用しているが、聴感上200~300Hz付近が不足しているように最近感じる。

ここで使っているミッドバスのユニットはPM-1644BMで、DS-3000のミッドバスのそのものである。

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PM-1644BM
これを Linfof Lab.特製の密閉箱に収納。
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Linfof Lab. 密閉箱
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裏面
DS-3000ではこのクロスを 350Hzとしている。DS-3000のウーファーは 32cm。
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DS-3000
しかし、ウチのウーファーユニットはDS-1000Zのウーファーユニットだから 27cmしかない。
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DS-1000Zのウーファー部のみ
コチラの方が径が小さいので、周波数の上の方は有利であるはずだ。事実、DS-1000Zではミッドとのクロスは 600Hzである。

3wayの場合は大体 500~800Hzにクロスを置くが、4wayの場合は 300Hz前後にクロスを持つものが多い。

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2008年6月の様子

ウチでも最初は 300~320Hzにクロスポイントを置いていた。しかし、聴感上からも周波数測定からもミッドバスが 200Hz前後まで十分再生することが分かったのと、結構重要な帯域である 200~400Hzにクロスを置きたくないという気持ちから F-5用としてちょうど入手できた 180Hzを使用してきた。

180Hzのクロスは、ミッドバス側からは大きめの密閉箱に入れた関係もあり、ほとんど再生域をフルに使っていると思われた。ウーファーは穴の開いた密閉箱(?)入りのため、本来のユニットの性能は出し切ってはいないとは思われるが、それでも分割振動をする帯域は全く使っていない訳で、その点では良い状態なのかも知れない。音的には引き締まった低域が聞こえているようには思う。

ただ、ミッドバスの 300Hz以下はエネルギー的にはかなり低めに成っているらしく、どうも聴感上の低域が痩せて聞こえてしまう。前のプリ、PRA-2000の時は、グライコを噛ませて80~320Hz位を膨らませていた。

ところがプリを CAPRI Sに変えたら、REC outの様な出力がないためグライコを繫ぐことができなくなった。プリの変更による音質向上は PRA-2000に比べて何段か上になったものの、200~300Hzのエネルギー不足が気になる様になった。

ネットでも、F-5用の 250Hzとか 300Hz位のフィルターユニットを探してはいるが、なかなか見つからない。

ブランクカードはあるので、どなたか作ってくれないかな~、なんて思ったりしている。