★オーディオ奮戦記★

40cmウッドホーンを中心とした4wayマルチシステム

メジャグランチャンデバ、その後

ー 2008/12/28 ー

メジャグランのチャンデバ(No.26)に対しAMP修理工房から連絡あり・・・

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No.26

まだ途中であるが、AMP修理工房のHPに様子がアップされている。

http://amp8.com/tr-amp/amp/mejog-26.htm

修理見積を出すにあたって、AMP修理工房オーナーT氏の機器に対する見立ては、最初のメールと、その後、TELで話をさせて戴いた内容は相当厳しいものだった。

そもそも、このチャンデバを入手しようと思ったのは、6chあるということが一番。作者のHPの内容とこの機器を使ったオーナーの人柄(複数の方)というのが二番だった。

実際に使ってみると、やや問題のある部分を気にしなければ、明らかに今まで使っていたPioneer D-23より音が良かった。

が、D-23では出なかったジィーというノイズも大きく、素人的知識では対処できなかったのが実情であった。

チャンデバ購入にあたっては仲介していただいたストーンテクノのN氏により、対処法の助言を貰ってはいたが、結局ノイズを取ることは出来なかった。

その後メジャグランのオーナーにチャンデバを送り、チェックをお願いしたが、あちらでは事象を再現できなかったとのことから、2ヶ月近く期間が掛かったにもかかわらず、なんの手も加えずにそのまま返送されてきた。

返送されてきたときにこのブログに載せるため写真撮影。そしてSWがSWになっていないことを発見した。

オーナーでラチが明かないならとネットで参考書を見つけ何冊か購入して読んでみた。ノイズ対策については対処法の考えと意味合いは少しわかったが、自分で手を入れるのは自信もなく、途方に暮れているときに見つけ出したのがAMP修理工房だった。

「高いぞ!」と脅し文句のあるHPに怯えながらもメールを出すと「見積もりを作るから送って下さい」との返事。

そして9月中旬に発送。オーナーはインフルエンザの予防接種で体調を崩したということで、しばらく返事もなく、ハラハラしていたが、やっとクリスマスイブの日に初めての返信があった。

メールの内容をかいつまむと
「このAMPは基板設計が悪く、RCA端子交換して、アースを浮かしてもは、あまり意味がありません。AMP回路基板に配慮がありません。その意味でメーカー製とは違いすぎます」

「SWは単に、交換しない方が良いです。交換する場合、タイムラグ回路を入れます(出力回路を全てアースします)高級機では常識ですが、これを行うには2万円必要です・・・」

「SW交換、RCA端子交換無しで、通常修理=最低限の修理費=5万円です。特性試験は行いますが、補正・修正はしません」

そして
「一番下のチャンネルのOP-ampが焼き切れています!」

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No.26 OP-amp

・・・これにはビックリしたが、メジャグランから返送されてきた直後に撮影したときの画像(前にアップしたもの)を拡大してみると、確かに焼き切れていた。撮影したとき基板が変色していて変だなとは思っていたが、まさかの事で完全に見逃していた。

ただしこれは、メジャグランで損傷したのか、我が家でメジャグランに出す前に損傷したのか、はたまた前オーナーから買い取ったときに既に損傷していたのかは、分かりようがない。

前オーナーの所では問題なく使えていたという話を前に聞いていたので、多分メジャグランに行く前、我が家で損傷した可能性が高いと思われるが、メジャグランで試されたときに気がつかなかったというのも、?と感じてしまう。

その後TELでT氏と話をした結果、「使えるようにはするが、改造修理は勘弁して貰いたい」という事になった。またハンダ鏝が使えるなら、RCA端子を利用してチョットした素子を付けることでかなり改善される旨の助言を戴いた。

くだんのチャンデバは、通常修理を行うことになった。

完成予定は来年1月末である。