★オーディオ奮戦記★

40cmウッドホーンを中心とした4wayマルチシステム

スタンド到着(2)

ー 2008/05/20 ー

こうして上下にスタンドを重ねると、部屋が特殊(屋根裏部屋なので)なため、もう既に満杯(天井に接触寸前)である。また椅子に座った状態(通常の試聴位置)では音が上から来るような感じになって一寸違和感がある。LE85+H400のダイヤフラム位置とは合わせられていないが、LE175と2402Hのダイヤフラム位置は合わせられて気持ちよい。

当初計画したときは、LE175と2402Hは横位置に並べて(LE85とLE175はインラインに置く)LE175の上にT925を置くつもりであった。そのためLE175のスタンドと2402Hのスタンドは同じ高さに作ってもらっていた。

また、LE175のダイヤフラムの位置はドライバー後部から35mmのところにあるため、上に乗せる予定のT925のダイヤフラム位置と合わせようとすると、T925の純正スタンドが LE175のスタンド(今回のもの)に乗り切れずに後方に落ちてしまう。これでは困るのでこの対策として、LE175のスタンドと同じ高さのブロック(実際に到着したものは1枚板で同サイズの立派なブロックだった)を、Linfof工房さんに追加のお願いをして作ってもらった。

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ドライバーサポート(左の2個)

実のところ、LE175の入力端子へケーブルを挿そうとすると、ドライバー外形より外側にケーブルが飛び出すため、予め端子板を取り付けない限りスタンドの中に組み込む形には出来にくく、逆に格好良く組み込みの箱のようなものを作ってもらうとなると実験的にユニットを交換することが出来にくいし、高価になってしまう。

それでこのブロックを LE175のドライバーのすぐ後ろに置き、T925のスタンドをまたがせて、後方落下を防ごうとするもくろみであった。このもくろみ自体は見事にうまくいったが、H400上のどの位置にLE175を置くかによっては、追加のブロックが H400上に乗らない可能性もあることがわかって、また難問発生(?)である。

ただ、このスーパーツィーター扱いのT925については、最近(5月に入ってから)他のユニットに変えてもいいかな、とも思ったりしていて、今狙っているものがもし入手できたら、それと比較してどちらを最終的に選択するかを考えてみようか、などと思ったりしているので、まだ流動的である。


ところで画像でもわかるが、今回の2機種用のスタンドを上下に並べてみると木目が直交していて、少し違和感がある。両方のスタンドともユニットの位置を90°ずらせば木目方向を合わせられるが、その場合は足(滑り止めが付いている)の位置が合わなくなるので、簡単には合わせることが出来ない。


もう一つ、Linfof工房さんにミッド・バス・ユニット用の箱および上記の2つのユニット用のスタンドを発注した今年3月下旬には、DS-1000Zのウーファー部を入手することなどは考えになく、当然DS-10000と同じ27cmのウーファーをシステムに組み込む考えや発想はなかった。

それが結果的に、27cmウーファーに16cmミッド・バスというダイアトーンの代表的なアラミッド・ハニカム・コーンを採用した低音部に、JBL系のLE85、LE175、2402H、にT925というホーンによる高音グループの計6wayのシステムになることになった。

そうなると、入手したDS-1000Zのウーファー部と、まだ到着はしていないのだがミッド・バス・ユニット用の箱とがバラバラのデザイン&コンセプトでいいのかなー、という気持ちになってくる。ただ、それぞれがセパレート出来ることから、部分的な入れ替えが容易なことと、単体の重量が非力な私においても何とか動かせる重さにとどまっているという利便さもある。

箱の作りによって当然違ってはくると思うが、ダイアトーンの代表的中型4wayシステムであるDS-3000(32cmウーファーと16cmミッドバスに5cmと2.3cmのドーム型)でさえ 52Kgである。もっと大型の4wayシステムである DS-5000に至っては 87Kg(40cmと25cmのコーン型に6.5cmと2.3cmのドーム型)もあって、もう私には手に負えない重さである。そうすると、単体(片側)あたりの重さが 20Kg前後になる現状のバラバラのシステムの方が、自分には合っているということになるような気がしてきた。