仮住まいの3way
ツィーターの効果は抜群で、シンバルのようなエネルギー感のある楽器の音が飛び出してくるようになった。
単独で鳴らすGX100は、結構まとまりのあり、低域から高域までしっかり聞けるのだが、いつも割と大きなウーファーとホーンによる3way~5wayで慣れている耳には、もの足らなさを感じてしまう。もっと低域にエネルギ感のある押し出しが欲しい、とか、エネルギー感のあるシンバルや、トライアングルとヴァイオリン最高域のような抜けきる綺麗な音、ラッパ(金管楽器)のスパッと飛び出してくるようなヌケが欲しくなる。
小さな箱に10cmのウーファーでは、残念ながらエネルギー感を期待することは出来ない。
その点では、20cmでfoは32Hzながら密閉型でロングストロークのサブウーファーCW200Aは迫力のある低音を鳴らすことが出来る。チャイコフスキーの1812年では、隣室にいる人まで、ドンドンの音に驚いて覗きに来るくらいだ。
ムラヴィンスキー/ レニーグランドpo.の来日ライブ録音を聞くと、中低域はGX100のウーファーが頑張って鳴ってくれているので、まあ許せる範囲だとは思うが、ラッパはやっぱりホーンのヌケにはかなわない、と感じる。
現在の環境では、適わないので仕方が無いのだが一寸寂しいかな。