臨時スピーカーセット(1)
自宅の建替が本決まりとなり、それに伴う仮住まいに引っ越しをする必要から、スピーカー群の移動・保管が心配だったので、9月にO氏に移動・保管をお願いしたところ、快く引き受けていただけた。また、非常に重いレコードプレーヤーのBL-111も一緒に移動・保管も引き受けていただけ、大きな問題点の一つが解決でき安心することが出来た。
そして、先月末に実際に移動・引取をしていただいた。
スピーカー群が無くなったお部屋は広々となったが、実際に引っ越しをするのが6週間後の1月半ばで、仮住まいには約7ヶ月住むことになるので、その間が何も無いのは寂しいから、手持ちの有り合わせのスピーカーを用いてセットを組んでみることにした。
基本となるのは、1992年頃に購入して時々使用していたTEACのS-500(同軸型13cmスピーカーに加え、同口径のウーファーをタンデムにレイアウトした2ウェイスピーカーシステム)使用する。
最初にストレートに周波数を測定。
諸元的に見ると再生周波数は、70Hz~20000Hzということで、大きくは問題ないように思えるが、ながら聞きならともかく、今までのSPシステムに聞き慣れた耳には、低域が軽い感じで迫力が無く、また高域には元気さや、しなやかさが感じられなく本当に寂しい。
そこで、サブウーファーのCW-200Aを用いて150Hz以下を増強し、高域は3kHz以上をツィーターのTW-322Aを使用、合わせて3wayを構成させることにした。
完全3wayなので、プロセッサーのDBX PA+は1台で済む。
パワーアンプも1台は不要なので外して、引越用に梱包箱に収納してしまった。CW-200Aは内蔵アンプで駆動しているので、パワーアンプは2台で良いのだが、今まで低域にはSP1個に1台のアンプを使用していたので、そのまま使用することにして計3台使用のままとした。
追い込んで決定した総合特性。
クロスポイントは、
CW-200A: LPF 100Hz
S-500:HPF 125Hz -- LPF 5.0kHz
TW-322A:HPF 5.0kHz
それのバンド別。
そしてWavelet特性。
全景。
低域はズンズンという感じで、重めのしっかりした音になり、高域は元気に飛び出してくる感じで聞きやすくなった。