4way の追求(2)
前回の結果からEQをONしてみた。
補正値は、
50Hz -2.0dB
63Hz -7.0dB
80Hz -6.0dB
100Hz -2.0dB
160Hz +2.0dB
200Hz +2.5dB
6.3kHz +2.0dB
8.0kHz +2.0dB
結果、かなりフラット化した雰囲気。実際の音も、聴きやすくなった、というかこれは4way化したときに既に感じていたのだが、特にポップス系のボーカルが5wayのときよりずっと良くなった。
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4way 化したことで、パワーアンプが1つ余ることとなったので、これを一番パワーが必要な低域(AXIOM 201)に2台使用することに。
2台使用する方法は、
1.ブリッジ(BTL化)
2.バイアンプ
幸い、パワーアンプは、アンプ組込のサブウーファー(CW200A)以外は、全て同じアンプ(CERENATE)なので、使用法に対する制約はない。
以前、FIDELIXの中川さんに、ブリッジ接続での完全バランス接続のためのケーブルの製作をお願いしたところ、
『どうしても出力が必要でなければ、バイアンプの方が音は良くなる』とのアドバイスを戴いた。もちろん、使用スピーカーユニットと部屋の大きさ等を伝えていたので、その環境での適正なアドバイスをしてくれたと思う。
バイアンプの場合は、特別なケーブルを使用しないから、余分な費用も発生しない。単に入力と出力ケーブルをつなぎ替えるだけで済む。
今まで、普通に聴いているときに、各チャンネル(帯域)のパワーアンプ筐体に触ってみると、低域だけ結構暖かくなっていた。CERENATEは、異常な加熱時にはファン回転とミューティングの2重で保護、ショート保護、スピーカー保護などを内蔵しているが、通常時はファンは回らない、そして放熱のための穴も、左右側面に小さな長穴が開いているだけのとても静かなアンプだ。
AXIOM 201は、96dBと割と高能率であるし、視聴距離が2m無い部屋での視聴のため、アンプ出力は高くなくて良い。CERENATEの40Wも有れば十分である。そのため迷うこと無く、バイアンプを選択。
それで、今まで低域に使用していたCERENATE(#440)は、左CHを担当(アンプ的には左右の区別はない)させることにし、右CH用には、今までの中高域に使用していたCERENATE(#299)を使用する。
アンプを変えただけだから、それほど特性の変化は無いだろうと思いつつ、再度特性を測定。
すると、意外なほどの違いが表れた。緑色が1amp で ピンク色が Bi-amp。
原因は不明だが、中低域に対して50-100Hz付近が弱く感じたのと、中高域の3kー10kHzの緩い谷間を補正すべく、EQの再調整を行った。これで30~10kHzはかなりフラットになった。ただ、10kHzから上の減衰が目立つようになったが、少し様子を見ようと思う。
このWavelet特性は、
構成図は、
昼間、外気温24.7℃のとき、3時間程使用してアンプ筐体の温度は、低域と高域は、37.5℃、中域は、35℃だった。