4way の追求
前日の結果から、2k-5kHzの緩いヘコみはもう少しフラットできないかと思い、再調整してみた。
最終結果を前回のデーターと比較すると、
明らかに、2k-5kHzのヘコみは解消された。若干、450-900Hzに緩い山が出来たが、150ー8kHzにかけて緩い山形とも思え、大きな違和感では無い。
以下に本日最終の構成図を示す。
大きな変更点は、
1.Midの上のクロスポイントを5.0kHzから6.7kHzに変更。
2.HIを正相から逆相に変更。
3.MidのDelayを1.88secから1.67secに変更。
このDelayに関しては、使用しているサウンドプロセッサーのdBx PA+が3wayまでしか対応していないため、2台使用してスタガーにして4-6wayとして使用している関係で、1台目がSub-Low、LowおよびMidの下のクロスポイントまでを処理し、2台目でMidの上のクロスポイントおよびHiのクロスポイントを担当している。そのために、Midに関してはDelayが2つコントロールできる。
使用法が正しいのかどうかは分からないのだが、明らかに2つのDelayが使え、それぞれ特性が変化する。
今回は、その2つを使用した結果が上記特性に表れた次第。2台目のDelayは、0.42sec。
4.HiのDelayも試したが、ほとんど変化が無く感じたので、Delayではなく、実際にホーンごと前後に動かして、特性曲線が一番滑らかになる位置を見いだした。
その位置は、前回のMidホーンとのツラ揃いの位置よりも、約10mm下がった位置、つまり10mm後方になった。
この最終状態を、各ユニット別に測定して一覧にしたものが次のグラフ。上が前回のもので、下が今回のもの。 明らかに、Midの特性が滑らかになっている。
このWavelet特性は以下。
50-100Hzの緩い山は、部屋の特性かも知れないが、これらの方法では調整しきれないので、最終的にはEQを使ってフラット化するしかないと思われる。