★オーディオ奮戦記★

40cmウッドホーンを中心とした4wayマルチシステム

SD-77 使用開始

ー 2009/05/10 ー

最初は、D-23 と単純に入換交換をした。

そのスタートには NAMIKIのDF-100(DIRECTION FINDER = AC Plug Connection)を使ってACプラグの方向を調査。

次に、SD-77 のレベルコントロールを0dBにセット(これは絞りきった状態を想定していたのだが、間違いで逆方向の ∞マークがそれであることに気がつき、慌ててセットし直した)。周波数ポイントは、4KHzと10KHzにセット。もちろん遮断特性は12dB/oct を選択。ダンピング特性(Q特性)は、0.7 を選択した。

次に SD-77 の電源SWをONの状態で元電源(SONY SRP-D2000による)をON。

突然!右ch のウーファーがギャー!の大音声でビックリ。同時に元電源を OFF、といってもディレイが掛かるため3秒ほど切れず、ヒヤヒヤもの。

ケーブルとコネクターを確かめ、再度ON。

すると、またギャー! (汗)・・・

鳴っているのは右ch のウーファーだけなので、右ch のウーファーを駆動するパワーアンプ(Flyingmore)の電源を OFFしてから再度試すと、なんの変化もなし(無音)だったので、問題は右ch のウーファーだけと確認できた。

冷静になって考えてみると、ウーファーは SD-77と関係ない。すなわち、バスとミッドバスは、F-15から直接パワーアンプに繋がっていて、バスだけは、F-15パワーアンプとの間にG-EQを入れている。

・・・思い出した、「アースが浮いたとき Flyingmore が異常発振した」という経験のある方が居た、ということを・・・

それで G-EQ の右ch のケーブルを抜き差しをしてみて、右ch のパワーアンプだけが ON になるようにセットして元電源をONしたら、シィ~~ン。
原因は、右ch の G-EQ の出力側のアースが浮いたことと判明。

ではと、安心して両chと SD-77 を作動させた。

SD-77 のファーストインプレッションは、クリアーで粒だっているということ。

バスとミッドバスのレベルを絞りきった状態にして確認もしてみたが、間違いなくクリアーで清流のような感じだった。それとハイレンジ(10KHz~)の出力がとても高く感じ、かなりパワーアンプ(ここはプリメインアンプ)のVRを絞る必要が生じた。

全ch を作動させてレベル調整をした後の印象ではミッドバスからハイレンジまでの4つのユニットが試聴位置からは1個のユニットのように聞こえて、すこぶる気持ちよい。またノイズも少なく聞きやすい。

プリアンプの出力レベルも D-23 の時よりも低めで同じ様な音量となる。同時にその半分くらいの音量に下げた場合にも全体のバランスが崩れない。実際現在 27時半位だが、D-23 を使用していたときより25%位低いVRでも全体のバランスも保たれていて、聞きやすいし、楽しく聴ける。

ついでに、G-EQ を SONY から SH-8065 に換えてみた。

これも大正解で、まず SN比が良くなった。というより実質的にバス(ウーファー)にだけ関係しているはずなのに全体が良くなった感じがするのが不思議だ。

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設置状態
G-EQ のレベルはSONYの時と比べ大幅に変化した。(試して決定)

SONY の時は、

63Hz +3dB
80Hz +3dB
100Hz +4dB
125Hz +3dB
315Hz +3dB

だったものが、SH-8065では、

63Hz +2dB
80Hz +3dB
100Hz +2dB

で、ウエルバランスになった。

D-23 での出力レベルは、
ミッドが -13dB、ミッドハイが -9dB、ハイが 0dB(プリメインのVRは -32dB )だった。

SD-77 での出力レベルは、
ミッドが -16dB、ミッドハイが -18dB、ハイが -3dB(プリメインのVRは、-42dB )である。
(だいぶバランスが変わったが、今のところ聴感ではこれでよい感じ)

全体の姿。

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全体
SD-77 の左側に立てて置いてあるのが D-23。SD-77の上が SH-8065。中央一番上がF-15で天板に載っているのは、ストーテクノ製のウルトラショートホーンで、天板鳴き止めとして置いている。

F-15 の下がハイとウルトラハイを駆動するプリメインアンプ(SONY TA-F222ESJ)。他のパワーアンプは、SD-77 と SH-8065 の後側にあって隠れていて見えない。

なお、SD-77 の台として下側に置いた防振ブロックは、D-23 の時は2個の積み重ねだったが、今回より3個として高さを高くした。(目盛りを見やすくするため)